GitHubターミナル操作 チートシート
2台のPCで開発環境を同期させるための、日常的に使うGitコマンドのリファレンスです。困った時はここを見返してください。
新しいプロジェクトを別のPCで同期する(初回のみ)
GitHubに作成した新しいプロジェクトを、2台目のPCでも編集できるようにするための最初の手順です。
| コマンド | 意味 | 説明 |
|---|---|---|
git clone [URL] |
プロジェクトを複製 | GitHubリポジトリの全ファイルとセーブ履歴を、あなたのPCに丸ごとダウンロードします。 |
npm install |
必要なライブラリを準備 | 開発に必要なライブラリ(Next.jsなど)をPCにインストールします。cloneした後に必須の作業です。 |
作業を始める前のコマンド
git pull
荷物を受け取る
GitHubから最新の変更をダウンロードし、手元のファイルを更新します。作業を始める前に必ず実行します。
作業を保存・共有するコマンド
荷物を箱に詰める
git add .
変更があった全てのファイルを、次の記録(コミット)に含める対象として選択(ステージング)します。
送り状を貼る
git commit -m "..."
選択した変更内容にメッセージを付けて、変更履歴として正式に記録します。
荷物を発送する
git push
ローカルPCで記録した変更履歴を、GitHubにアップロードします。
作業場の状態を確認
git status
どのファイルが変更されたか、記録待ちの変更はあるか、などを確認できます。
正しい作業の流れ
addとcommitはペアでこまめに実行し、pushは作業の最後にまとめて行うのが基本です。
ファイルを編集する
git add .
(荷物を箱に詰める)
git commit -m "..."
(送り状を貼る)
(このadd → commitのセットを繰り返す)
git push
(最後にまとめて発送)
ターミナル基本操作
| コマンド / 操作 | 意味 | 説明 |
|---|---|---|
cd [パス] |
フォルダを移動 | “Change Directory”の略。指定したフォルダに移動します。 |
npm run dev |
開発サーバーを起動 | 編集中のサイトをブラウザでリアルタイムに確認できます。 |
Ctrl + S |
ファイルを保存 | 現在開いているタブの変更内容を保存します。 |
Ctrl + K → S |
すべてのファイルを保存 | 変更されたすべてのファイルを一度に保存します。 |
| コピー | テキストをコピー | テキストを選択して右クリック、または Ctrl + Shift + C。 |
| 貼り付け | テキストを貼り付け | ターミナルで右クリック、または Ctrl + Shift + V。 |
困った時に使うコマンド
コンフリクト解決の応用技(Stashを使った安全な同期)
git pullを実行する前に、まだ記録(コミット)していない変更が手元にある場合、安全に同期するための手順です。
git stash: 変更を一時的に隠す(物置に入れる)。git pull: 安全にGitHubから最新の変更を受け取る。git stash pop: 隠していた変更を取り出す。
バックアップを復元する(強力なコマンド)
git reset --hardコマンドは、プロジェクトを過去の好きな時点の状態に完全に戻します。⚠️ 保存(コミット)されていない変更はすべて消去されます。
| コマンド | 意味 |
|---|---|
git fetch origin |
GitHubの最新情報を取得する(準備)。 |
git reset --hard origin/main |
GitHubの最新状態にPCを強制上書きする。 |
git log --oneline |
過去のコミット履歴(セーブポイントのID)を調べる。 |
git reset --hard [ID] |
指定したIDの過去の状態に戻る。 |
git reflog |
Gitの全操作履歴を見る(戻しすぎた時に使う)。 |
git push --force |
PCの状態でGitHubを強制上書きする。⚠️ チームでの使用は特に注意。 |